元々国王ルイ13世の小さな城館でしたが、その嫡子14世により17世紀に改造、増築されパリに変わりフランス宮廷及びその政府がここに移されました。
少女漫画の舞台としても有名ですよね。
建設に約半世紀を費やしたとのことで、その壮大さには本当、圧倒されます。
ベルサイユ宮殿にはサン・ミッシェル駅からRER(高速郊外鉄道）C線を使いました。切符売り場で往復の乗車券と宮殿の入場券がセットになったものを販売していたのでそれを購入しました(13.85Euroと安かった。乗車時間も50分ぐらいだったと思います)。宮殿前では建物内部に入るのに行列が出来ていますが、この券のおかげで並ばずに済みました(入口が別であった)。
日本語のオーディオガイドをレンタルし(パスポートあるいはクレジットカード等を預ける必要あり！）歩を進め、最初に目にするのがこの礼拝堂です。
白と金色のコントラストがきれいです。
豪華な装飾、天井画は見事です。
長さ73m、幅10.5m、高さ12.3mの文字通り窓の反対側の壁面(写真で左側)に578枚もの鏡がはめ込まれています。ここからの庭園の眺めも見事です。
第一次世界大戦を終焉させたヴェルサイユ条約はこの部屋で結ばれたそうです。
庭園には十文字の運河があります(縦2km、横1km程度)。運河の周りは夫婦やカップル、家族連れでジョキングや自転車、ウォーキングなどを楽しんでいます。小さな子供を見るとわが子を思い出し、センチメンタルな気持ちにもなりました。
ヴェルサイユ宮殿からRERのヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅まで歩いて帰る途中、きれいな建物だったので写真を撮りました。
RER駅の前にはマクドナルドがありました。本当にどこでもあるんですね。
なお、先に紹介した乗車券と入場券のセット券で、離れに当たる大トリアノン離宮、小トリアノン離宮も見学できました。ただ、庭園にある大理石の像は劣化を防ぐため緑のシートがかけてあり(オフシーズンのためだと思う)、見ることが出来なかったのが残念でした。