今回の出張目的地はスウェーデンのマルメ(Malmo)でした。マルメはスウェーデン第３の都市で人口約２６万人の都市です。 (日本語の表記はマルメですが向こうの人の発音はマルモに近いと感じました。）
２０００年に対岸のデンマーク コペンハーゲンとオレスンド橋で結ばれ、列車で移動が可能です(２０分程度)。
そのため今回はオランダ アムステルダムのスキポール空港経由コペンハーゲン空港よりマルメ入りしました。
写真は出張中滞在したホテルです。国内のベストホテルとして２年連続優勝したとのことですが、本当に落ち着いた良いホテルでした。
後述の市庁舎前が大広場と呼ばれるのに対して写真の広場は小広場と呼ばれているようです。 ホテルのすぐ近くで、レストランもたくさんあります。屋外で食べることも出来ますが(写真の右側に写っているように) 今の季節は日本人には少し寒すぎるように思えます。(パラソルの下にヒータがあるので、意外と暖かい？）
北欧のデザイナーたちによる作品（家具、調度品、装飾品、食器等)の展示センターです。最上階ではオリジナルデザイン商品を販売していますが、少し高いです。
街中になんと日の丸と侍の文字が！
2004.10.24からマルメ博物館で侍に関する特別展示を行うとの宣伝でした。
スウェーデン語の表記は日本のローマ字表記と少し違いますね。
街中のショッピング、レストラン街は石畳になっています。(常時歩行者天国のようです。)
通りの真ん中にはかわいらしいモニュメントがありました。(何かゆかりがあるものなのかわかりませんが。)
１５４５年に建てられたゴシック様式の落ち着いた建物です。
地下がレストランになっており、１度食事しました。
大広場にあるカール十世の銅像です。
かつてデンマークより当地を解放した英雄だそうです。
そういえば、マルメの人はコペンハーゲンの人がしゃべる言葉をゆっくりであればほぼ理解できるようです。(言語体系が大方似通っているのでしょう。）
まあ、お互い英語も上手なので(特に若い人たち)、いざとなれば英語をしゃべってコミュニケーションを図っています。
北欧の人たちは母国語はもちろん英語ではありませんが、実に上手に英語をしゃべります。 ドイツやフランスと違ってテレビで映画をする時も吹き替えは行わず、字幕なので、小さい頃から英語の発音を耳で覚えることができるからだと言う人が多いです。 (わが国は...。）
１３００年代の初めに立てられたゴシック様式の教会です。
堂内の祭壇は１５ｍの高さがあり北欧で最大とのことです。
塔の高さは８８ｍありますが、１８００年代に増設されたものだそうです。
土曜日に訪れましたが、結構観光客もたくさん来て写真を撮っていました。
休日の初日である土曜日は午前中、ショッピングした後、昼から博物館と美術館を訪れることにしました。(一緒に出張のＯ氏とともに。他に観光地らしい所はないようです。)
写真の科学技術博物館には工業技術の進歩に関する様々な展示があります。
古めかしいエンジンを見るのも仕事柄、結構楽しんでいます。
科学技術博物館内に退役した潜水艦が展示されていました。１９４０〜１９６０年代に活躍した潜水艦です。 中に入ることもできます。
スカンジナビアに残る最古のルネッサンス様式の城だそうです。 現在、場内は博物館と美術館になっていますが、かつては監獄として使用されたこともあるようです。
休日2日目は一緒に出張しているO氏と相談の上、ヨーテボリ行きを決意。 少し早起きしてマルメ駅より列車でヨーテボリへ向けて出発。
ヨーテボリはGoteborgと書き、知ってないとなかなか読めません(実際にはGの後のoの上には点2つあります。パソコンで入力できませんが)。
マルメより距離は250kmぐらいだと思いますが、3時間半もかかってしまいました(もちろん直通です)。
ヨーテボリはスウェーデン第2の都市で人口は50万人程度だったと思います(第2の都市という割には少ないように思いますが、スウェーデン全体でも人口887万人と聞くと納得です)。
駅を出て海岸に出ました。
第一目的地はマリティマ・セントルム。世界最大の野外船舶博物館で、我ながら硬派な選択です。
写真は道中のオペラ座です。オペラ座っぽくない建物です。
ふらふら歩きながら第一目的地に到着しました。
お腹が減ったので手前に見える船上レストランで昼食をとることに。
中はビュッフェ形式でいろいろなものがあったので、食後のデザートと紅茶まですっかり食べ過ぎてしまいました。
マリティマ・セントルムには駆逐艦、潜水艦、運搬船等１３隻の船舶が係留され公開されています。
写真の手前が1962〜1984年に使用されたNORDKAPARENという潜水艦で、後ろが1956〜1979年に使用されたSMALANDという駆逐艦です。
中も充分見学できますが、潜水艦の中は本当に狭いのにびっくりします。
今回の出張中はよい天気に恵まれませんでしたが、このときは良い天気になりました。
写真は雲が多くてそんなにいい天気でないような気がしますが、この季節、青空が見えることはまれで雨もよく降るんです(長時間降り続きはしませんが）
次の目的地のヨーテボリ美術館を目指して歩くことに。
写真中央は町を流れる運河です。
繁華街っぽいところも通りながら美術館を目指す。
日曜日はほとんどのお店は閉まっており、買い物には向きません。
ムンクやピカソの作品も収める立派な美術館でした。
もう少し時間があればゆっくり観れたのですが、かなり駆け足の見学になってしまいました。
なにせ、帰りも３時間半かけてマルメに帰るんですから。