★オルセー美術館の中★
1900年のパリ万博のために建設され、その後閉鎖されたかつてのオルレアン鉄道の終着駅であるオルセー駅を利用して建てられています。
ルーブル美術館が古代から19世紀半ばまでの美術作品を展示しているのに対し、こちらは1848年から1914年までの美術作品を展示しています。
つまり美術史では印象派絵画の全盛期にあたり、モネ、ルノワール、ゴッホ、ルソー、ゴーギャンなどの名作がずらりと並んでいます。
ミレーの『落ち葉拾い』、ゴッホの『アルルの寝室』、ゴーギャンの『タヒチの女』など、
昔、教科書で見たことのある絵を実際に自分の目で見られるのは感動です。
私が訪れたのは土曜日でしたが、たくさんの小学生ぐらいの子供達がひとつの絵の周りに座って、美術館の人の説明を熱心に聞いていました。
本当に恵まれた環境だと思いました。
ちょっと変わったものでは、デスマスク(石膏型)や、息を引き取った時の顔や状況を描いた絵がまとめて展示されていました。
なかには横たえた少女の全身像もありましたが、非常に穏やかな表情をしていました。
死を悲しんだ親が作らせたものでしょうか。日本人にはない慣習だと思います。
★オルセー美術館−地獄の門(石膏の原型)★
オーギュスト・ロダン作の『地獄の門』石膏原型です。
1880年フランス政府はロダンに建設地未定の装飾美術館入口の装飾としてブロンズのモニュメンタルな扉の制作を依頼しました。
この扉を飾るテーマはダンテの『神曲』から選ばれた地獄の劇的な情景です。
扉の上、中央には『考える人』の原型である詩作するダンテが納められています。
全体として迫力があるとともに、いろいろな個別テーマで構成されていることから、いくら見ても飽きない感じです。
★オルセー美術館−ムーラン・ド・ラ・ガレットの舞踏会(ルノワール)★
オーギュスト・ルノワールの1876年作です。
木漏れ日が印象的な華やかな絵で、131cm×175cmと結構大きいです。
私のオルセー美術館の中での一番です。
★ロダン美術館−考える人とエッフェル塔とアンヴァリッド★
ロダン美術館の中庭にある『考える人』を見上げると、右にエッフェル塔、左にアンヴァリッドのドーム教会が見え、きれいだったので写真を撮りました。
★ロダン美術館−地獄の門(ブロンズ像)★
オルセー美術館に展示されている石膏の原型を用いてロダンの死後に鋳造された地獄の門です。
石膏より迫力があります。石膏、大理石、ブロンズと材質が違えば印象も随分違うものです。
ロダン美術館には石膏像からブロンズ像の作り方がプロセスごとに詳しく説明してあり、勉強になりました (ロウを使ったロストワックス法という鋳造法です)。
初めて知りましたが、ブロンズ像には鋳造した場所(例えばParis)と鋳造した会社名が足元にすべて刻印されています。
入門する時に日本語のオーディオガイドを借りたのが良かったです。
ロダン美術館では他に『カレーの市民』、『バルザック』が印象深かったです。

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